FAQ | Recruitment

入研に関するよくある質問

Q. 熊谷研・村上研の違いは何ですか?

研究内容

熊谷研究室・村上研究室では、研究内容についてさほど大きな違いはありません。実験室は共同で運用していますが、研究テーマは異なります。材料や成長法に拘らず、『ワイドギャップ半導体結晶の気相成長について勉強・研究したい』と考えている方であれば、いずれの研究室でも希望に沿えるでしょう。

学生生活

熊谷研究室は、村上研究室とは別に学生居室があります。熊谷研究室についての詳細は、熊谷研究室のホームページをご覧ください。

また、研究室合宿や忘年会等のイベントは基本的に2研究室合同で行いますので、この点での違いはありません。

Q. 配属されるチーム(プロジェクト)はどのように決まりますか?

農工大の内部生が4年生で研究室配属された場合、4月から1~2ヶ月程度の仮配属期間を経て、各チームへの本配属となります。 仮配属は基本的には本人への希望調査に基づき、指導教員が重複の調整等を行なって決定します。 また、本配属は、本人の希望の他、以下のような点等を総合的に判断し、指導教員が決定します。

  • 進路(翌年以降も研究室に在籍しているかどうか、博士課程進学の意思があるかどうか)
  • 学力(学部の成績等)
  • 適性
  • 研究に取り組む姿勢
  • 研究室全体での人員の配分

Q. 絶対に○○チームに入りたいです!

前述の通り、チーム配属の最終決定は指導教員が行います。まずは、その熱い思いを指導教員に伝えてみましょう。

Q. 夜中に実験をするチームがあると聞いたのですが…

その場重量測定(GM)チームでは、実験は深夜に行います。 これは、周囲の光量の変化が測定結果のノイズとなってしまうためです。 ただ、毎日深夜に実験をするというわけではなく、昼間に実験の準備や実験結果の整理等をする生活が中心となります。 従って、基本的には他のチームの生活とさほど違いはありませんので、生活のリズムが崩れるといった心配はほとんど無いでしょう。

深夜に実験を行う日は、昼頃に一旦帰宅して仮眠を取り、夜に研究室に戻って実験を行います。 深夜の実験終了後は、帰宅してしっかり身体を休め、翌日は昼頃から研究室に来て作業を行います。

Q. プログラミングをしなければならないチームがあると聞いたのですが…

熱力学解析チームでは、各自が解析プログラムを一から作成するため、プログラミングは必須となります。 これは、計算の中身を理解せずに、解析プログラムをブラックボックスとして利用してしまうことを避けるためです。 ただ、解析プログラム自体はそれほど難解なものではありませんし、先輩や教員がしっかりとサポートしますので、やる気さえあればプログラミング経験の無い方でも全く心配は要りません。 これまでもほとんどの先輩達が、プログラミング経験のない状態からスタートしていますが、半年~1年後には研究を進める上で問題ないレベルまで成長しています。

Q. 院試勉強をする時間はありますか?

農工大院・他大学院を問わず大学院入試を受験する4年生(推薦での進学が決定している者以外)は、院試休みを取ることが出来ます。 院試休みは、農工大院の試験日の約1ヶ月前から試験日までの、約1ヶ月間となります。 また、院試休み以前でも、実験や作業の合間に勉強をする時間を工夫して作っている学生が多いです。 これまでも、多くの先輩達は、4~5月位から、研究室での仕事の傍らコツコツと院試勉強を進め、 院試休みの1ヶ月間でラストスパートをかけて無事合格しています。

Q. 研究室配属前に予め勉強しておくべきことはありますか?

農工大の内部生が4年生で研究室配属された場合、専門分野に関する知識は、3~4月にかけて行われる勉強会で勉強することになります。 それ以前の段階では、基本となる学部の授業内容をしっかりと身につけることを第一に考えましょう。 特に、次の科目は研究でも役立つ事柄が多いので、重点的に勉強しておくと良いでしょう。

  • 半導体化学
  • 物理化学I~III
  • コンピュータ基礎
  • 量子化学(特に計算班志望の方)
  • コンピュータ化学(特に計算班志望の方)

また、余力のある方は、次のような事柄について勉強しておくと、よりスムーズに研究室生活に入っていけるでしょう。

  • Microsoft Word, Excel, PowerPointの操作
    実験結果の整理や発表用の資料作成など、ほぼ毎日のように使うことになります。基本的な操作については習得しておきましょう。 時間があれば、我流ではなくMOS試験対策のテキスト等を使って、きちんと順序立てて勉強しておくと良いでしょう。
  • 英語
    研究を進めるにあたって、英語の資料を読む力は必要不可欠です。ほぼ毎日英文の論文や文献を読むことになると思って良いでしょう。 基礎的な英文法等に不安がある場合は、早い段階で勉強しておきましょう。 また、基礎には自信があるという方は、研究室の先輩に論文を用意してもらって読んでおくと、専門用語や科学英語特有の表現などが早く身につくでしょう。
  • ワイドギャップ半導体や結晶成長について
    研究室の先輩に伝えて、参考になる論文を用意してもらうか、次のような文献を読んで勉強しましょう。
    『シリーズ:結晶成長のダイナミクス』(共立出版)(特に第1巻~第4巻)
    『ワイドギャップ半導体 光・電子デバイス』(森北出版)
  • [計算班志望の方限定] プログラミング
    熱力学解析チームへの配属となった場合、必ずプログラミングをすることになります。 計算班を志望する方は、少しでも早く取り組んでおくと良いでしょう。なお、プログラミング言語は自由に選択できます。